川畑氏からのメッセージ
私は6歳の時母親を、7歳で父親も病気で亡くし、小、中学時代は孤児院で生
活しました。その後苦学し大学を卒業後、伊藤忠商事グループに入社し1973年に独
立、商事会社の川商を設立しました。
親孝行はしたくても親がいませんので、若いころから、将来お年寄りのお世話をした
いと思っていました。日本では高齢を理由に入居を拒否されるお年寄りがあとを絶ち
ません。そこで誰でも入居できる民間の賃貸住宅として現在の高齢者専用賃貸事業を
始めました。単に暮らしの面倒を見るだけではなく、身寄りのない高齢者の身元引受
人となって葬儀、納骨、お寺の永代供養の手続きまで行っています。現在日本で1500
室以上運営しております。
これまでもミャンマー人留学生の来日を支援。受け入れ責任者とし留学生たちの世話
をしております。今後はミャンマーの国づくりに貢献したいので、ミャンマーとの経
済交流などを目的にした関西ミャンマー経済交流センターを設立しました。ミャン
マーと日本との懸け橋になりたいと思います。
私の夢は孤児院の建設です。私自身孤児院で生活しました。親に恵まれない孤児たち
には寂しい思いをさせたくない、という気持ちが強くあります。ミャンマーにも子ど
もたちの夢が育つような施設を造りたいと思っています。
今回はミャンマーでの活動内容について説明させていただければと思います。
川商会長、関西ミャンマー経済交流センター会長 川畑俊彦